間取りの変更を伴う大胆なリフォームも可能

リフォームは、間取りの変更を伴う大胆なものにすることが可能です。例えば、子供の成長に伴って子供本人の部屋が必要になってきたとき、多くの人は1つの広い部屋を間仕切りで2つに分けるリフォーム工事を行って部屋を確保しています。また、家の中に物が増えてきて、収納スペースが足りなくなりつつあるときは、既存の収納スペースを拡張したり、一部の部屋を収納場所につくりかえるリフォームが行われます。これらは生活上の理由で実施されるリフォームの例ですが、リビング・ダイニング・キッチンの一体化リフォームのように、開放感をもたせたいといった住み心地の改善を目的に行われる例も少なくありません。

間取りの変更を伴うリフォームにかかる費用は、変更する場所や工事内容によって異なります。間仕切り壁や扉を設置する程度であれば数十万円の費用で十分可能ですが、浴室や台所を全く別の場所に移す工事など、規模が大きい工事になると数百万円あるいは数千万円にもなります。間取り変更を伴うリフォームを成功させるためには、家を購入したときと同様、予算の範囲内でニーズに最大限応えてくれる施工会社をうまく選び出すことと、施工会社の担当者と綿密に打ち合わせをすることは不可欠です。

また、マンションに住んでいる場合は、管理組合が定めている管理規約や使用細則の内容を確認する必要があります。マンションでは、管理規約や使用細則に明記されているルールに違反するリフォームは行うことができません。管理規約や使用細則を読むだけではわからない場合は、管理組合や管理会社に計画しているリフォームの内容を伝えて、工事が可能かどうかを確認してから準備を先にすすめましょう。